1. フルマラソン
スタート前
コナマラソンとは言っても、2015年から場所を移してワイコロアでの開催されます。ワイコロアリゾートのクイーンズマーケットプレイスのパーキング集合なので、リゾート内滞在の場合はウォーミングアップをしながら歩いて行けますし、車の場合も無料でパーキングできるので、集合にはストレスが全く無い、ありがたいレースです。
オアフ島とハワイ島のノリの良いMCがスタート前のランナーを盛り上げてくれますので、自然と気持ちが高ぶってきます。

続々と集まるランナー
5:30フルマラソンのスタート
フルマラソンはまだ薄暗い5時半スタート。だんだん日が昇ってくると遠くにマウナケア山頂が見えてくるので、「ハワイ島を走っているんだなー。」と、実感します。

フルマラソンスタートのスタート直前
美しいワイコロアリゾート内を走っていくと、間も無く最初のエイドステーションが見えてきます。そして3マイル(5km弱)の辺りでリゾートを出て、ハワイ島らしい溶岩の見えるハイウェイへ出ます。そして1マイルちょっと(約2km)走ったら折り返してリゾートへ戻ります。

ワイコロアリゾート内
少しチャレンジングなゾーン
北側に位置するハイウェイは、マラソン終盤にもう一度通ることになるので、傾斜の感じや距離感を覚えておくと良いです。なぜかと言いますと、全体的な溶岩の景色は下っているのに走っている道路は登っていたり、登りの筈なのに追い風だったりする場所なので、視覚、体感、実際のペースが噛み合わなくなる時があるので、そのことを知っておくだけで全然違います。

北側のハイウェイ(チャレンジングゾーン)
全てのランナーとアロハをシェア!
この折り返しの後、リゾートの反対側から再びハイウェイに出るまでは、全てのランナーとすれ違えるチャンスです。お友達と参加されている場合はもちろん、同じレースを走る者同士、声を掛け合いながらすれ違います。ここはまだまだ序盤、みんな笑顔です。

全てのランナーと出会えるチャンス
溶岩に囲まれた道路
その後、再度スタート地点を通って今度はハイウェイを南へ。またリゾートに戻ってくるまでの8マイル(約13km)は、見渡す限りラバラバラバラバ。見える景色が暑いのです!フリーウェイにはヤギがいます。黒ヤギさんです。

両サイド溶岩のハイウェイ
ここはゆったりとしたアップダウンがあり、遥か先の見えない折り返し地点(そこがほぼハーフポイントになります)を目指して、ひたすら走ることになります。

ハーフポイントとなる折り返し地点
凪が終わって風も出てきます。ワイコロアで開催となってからは例年風が強く、上半身も疲れてきます。帽子やサングラスが吹き飛ばされたという話も毎年聞きます。
お互い励ましあう!
2回目のすれ違うチャンスです。みんなの様子はどうでしょうか?同じ調子のランナー、疲労の見えてきたランナー、様々です。ここでもお互い励まし合いながら走ります。

笑顔でアロハを送りあいましょう!
さあ、リゾートに戻ってきたら、いつか来た道となりますので、やる気も湧いてきますよ。見える景色も緑が多く、涼しげです。そして、例の視覚と感覚と暑さで頭が「???」になる場所を通ります。ちょうど35kmの壁にガツンとぶち当たっている筈なので、辛いのは自分だけじゃ無いと言い聞かせながらゴール目指して頑張らないといけません。
3回目のすれ違えるチャンスです。朝にすれ違った時とは全く違ってる筈です。心から励ましあってゴールを目指さします。ハーフマラソン参加者とも混ざり合って来ますので、励ましの声で背中を押してもらいましょう。
そして、ゴール!
リゾート内を3マイル(約5km)耐えたら、いよいよゴールです!朝に盛り上げてくれた2人のMCが、楽しく迎えてくれますよ。「暑かった~、もう走らなくていい!」という喜びに浸りながら、芝生の上で寛ぎましょう。

ゴール!
2. ハーフマラソン
スタートは6:00ですからフルマラソンのスタートを見て応援しながら楽しめます。コースは、スタートから9マイルまではフルマラソンと同じ、その後ワイコロアリゾートから南のハイウェイに出て約1.5マイル(約2.5km)で折り返し、そのままフィニッシュ!となります。
ハーフマラソン参加者同士も2回すれ違えるチャンスがありますし、フルマラソン参加者とも合流して行きますので、走っていてとても楽しめるレースですよ。
大事なポイント
コナマラソンで一番大事なことは、暑さ対策です。当日はもちろん、数日前からしっかりと水分と電解質を摂っておく事が何よりも大事です。
そして、ランナー同士すれ違うチャンスが3回もあります。せっかくすれ違えるのですから、励ましあって”アロハを走るパワーにする”ことも大事です!
Yuko Nakai

ハワイで開催されている殆どのマラソンレースで女子1位となっているローカル日本人マラソンランナー。
ランナーとして参加するだけではなく、1962年発足のロードランナーズクラブの理事を務めるなど、ハワイのロードレースの発展に貢献。
ハワイのKzooラジオの番組「ハワイを走ろう!」でも、ランニングイベントを中心に、地元ハワイのアウトドアライフを紹介中。